「喜び方の研究」

 人生は喜んだ数が多ければ多いほど、幸せな人生だったといえるのではないでしょうか。

 泣いた数が多ければ多いほど、不幸な人生だったということになるのではないでしょうか。

 例えば皇室に生まれて、一生生活の保証があったとしても、それを辛いと思って泣いて暮らせば、不幸な人生ということになります。

 貧乏であしたの生活に困る人でも、喜びいっぱいで暮らせる人の人生は幸せなのではないでしょうか。

 幸せは喜べるか喜べないかにかかっているとしたら、物や形ばかりを追い求めるよりも、喜び方の研究のほうが、はるかに大切なことになってきます。

 泣く度に泣き癖がつきます。

 喜ぶ度に喜び癖がつきます。

 泣くから悲しくなるのです。 

 喜ぶから嬉しくなるのです。

 喜ぶためには、心を低くもつことが必要です。

 低くなればなるほど、自分には勿体無いといって何でも喜べます。

 もし喜べないとしたら、それは心が高いからかもしれません。

 心を低くするためには、衣食住を人並み以下にして、気位を低くすれば、何もかもがありがたくなって心から喜べるようになります。

 そして心に感謝がわいてくる人生を送れるようになるのではないでしょうか。

人の道をはずれたら、必ず行き詰まる