「親の一番うれしいこと」

 親の一番うれしいことは、世の為人の為に立派に役立つ人間になることです。

 人に喜んで頂こうと、まごころに尽くしている姿を見たら、親は「がんばれ!がんばれ!」と言って応援をしたくなります。

 どんなにつらいことがあっても「くじけるんじゃないぞ!」「泣くんじゃないぞ!」と言って励ましたくなります。

 そして「大丈夫かい?」と心の中では心配でならないのが親心です。

 子供がいくら立派なことをしていても、苦しそうであったら親は見るに忍びません。

 泣きながらやっているのなら親はもうやめなさいと言いたくなります。

 おもしろそうに楽しそうにやっていると、親としては何よりの満足気分になるものです。

 子供のご機嫌のよいことほど親は安心なことはありません。

 また親を親として立派に立てて、そして自分に機嫌よくしてくれるのが親は何よりもうれしいものです。

 人間を創った神様は人間の親です。

 親心は、人間も神様も全く同じことではないでしょうか。

人間として一番尊いことは人をたすける心である