「魂と心」

 人に誠をかけ続けるとその人は必ず誠の人になります。

 親が子供に真実の誠をかけ続ければ、子供は必ず誠の人間になります。  

 夫婦でも他人でも同じことです。

 誠とは、相手の知らない陰の働きです。

 陰でやったことが表に出てきます。

 裏切っておれば裏切られます。

 陰で誠を尽くしておけば誠を尽くしてくれる時がやってきます。

 運命の法則は正確です。

 蒔いた種は必ず生えて来ます。

 目の前でどんなに立派なことを言っても、陰ではバカにして誠意のないものであったならば、それも裏切りではないでしょうか。

 相手のことを心配して陰では涙するほどの誠であれば、それを相手は知らなくても、その人の魂は知っているものです。

 魂と心とは違います。

 心は肉体の目や耳で聞いて考えるものですが、たましいは生まれ変わる霊の世界の異次元のものです。

 誠ほど強いものはありません。

 陰で涙するほどの誠の思いをかけ続けたならば、その人のたましいに力がついて人間も変わり運命も変わっていくものではないでしょうか。

心には届かなくても魂には届く