このお話しは音声で流れています。
  まだ間に合う!

 戦争によって世界一貧しい国になった日本が、いまや世界第二位の経済大国になりました。日本人の勤勉さには世界中が驚きました。
 しかし、人間は少し幸せになるとおごりが出て、薄情になり、自分さえよければよい、人はどうでもよいという心になりやすいものです。
 あの日本一美しい富士山に行ってみるといつのまにかゴミだらけの山になって、日本人のマナーのなさにあきれない人はおりませんでした。
 エベレストに登っても日本人の捨てたものと思われるゴミが一番多いと世界の登山家達に軽蔑されています。
 世界中の三分の一の人が今お腹を空かしてひもじい思いをしています。そして十人に一人の人たちが飢えに苦しんでいます。
 日本人はダイエットとかといって食べ残しをどんどんと捨てています。
 何様になってしまったのでしょうか。子供も子供様になってしまい、ゆとり教育に失敗をして学力は下がり、そして今自殺に追い込むようないじめが大問題になっています。
 親が薄情になれば子供も薄情になるのは当然です。
 すべては上に立つ人の責任なのかもしれません。
 小池ゆり子さんが環境大臣の折、富士山に行って汗びっしょりになってゴミ拾いをしたことがありました。
 それが登山家達に知れてみんなが心がけるようになりました。そして富士山は今美しさを取り戻しました。
 まだ間に合います!
 上に立つ人々が、お手本を示すことが何よりの鍵です!
 日本をどのようにしたいのかは、私達みんなの心次第にかかっているのではないでしょうか。


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