このお話しは音声で流れています。
  自分の弱点と欠点

スポーツには試合があります。
 どちらかが勝つから面白いのであって、引き分けばかりしていたらおもしろくなくなります。
 勝つ人があるということは負ける人が必ずいるということです。
負ける人は、なぜ自分が負けたのかと真剣に考えます。
 もし何も考えなかったら、永久に負け続けるからやめることになります。
 自分の弱点や欠点に気がつくということが一番大事なことです。
 反省の上手な人ほど、どんどん上達していくからおもしろくてたまらなくなります。やめられなくなります。
 ただ一生懸命だけでは何ごとも決して上達するものではありません。必ず行きづまります。
 商売なら、なぜ売れないのか、とお客様の気持ちをよく考えて、自分の弱点や欠点に早く気づかなかったら倒れてしまいます。
 サラリーマンなら、なぜ自分は昇給が遅いのか、なぜ自分は辞めさせられようとしているのかと、早く気づかなかったら、やがて人生を放棄することになってしまいます。
 人間には弱点や欠点がない人はおりません。
 なぜ人はそれに気づこうとはしないのでしょうか。
 自分は悪くない!悪いのは向こうだ!などとすぐ思いたがる人はスポーツを何か始めてみるのが一番良いことかもしれません。
 スポーツは自分を負かす相手を悪くおもうどころか、尊敬するからです。
                                                                       


HOME