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  親心の愛

                                                                                   親心の愛は、先の先まで幸せを祈る永遠の愛であり、欲も下心もない無心の愛です。
恋愛の愛は、いつ変わるかもわからない気まぐれの愛であり、独占欲と嫉妬とエゴの愛ではないでしょうか。
恋愛結婚は美しい一面もあるが、好きで結婚したものは嫌いになったら別れたくなるというこの上ない危険なものです。
理由もなく好きになり、理由もなく嫌いになるのが男女の愛です。
親心の愛は、捨て身の愛ですから、何があろうと変わることはなく、ただ守ることだけを考えています。
自分の幸せより子供の幸せを大事に思っているから、子供の幸せが自分の何よりの幸せです。
子供が喜んで笑顔で陽気に暮らすのを見て、親も共に喜ぶのか親の何よりの生き甲斐です。
尽くされて喜ぶより尽くして喜ぶのが親心です。
この世に親心ほど信じられるものはありません。
親心はまさに神の声です。
親の一番の願いは、子供が自主自立ができて、親を離れても独立心を持って一人前になってくれることです。
これはすべての動物に共通する不思議な尊い真実です。
しかし、人間と動物の違うところは、親孝行をせずにはいられない恩返しの心があることではないでしょうか。
恩返しをして欲しいと思う親はおりませんが、親孝行と笑顔は親の一番喜ぶことです。
親孝行と笑顔は、天が人間にだけ与えた最高の宝物かもかもしれません。
幸せへの運命の扉は、そこから開かれるという万人の共通点があるのではないでしょうか。




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