黄金の地球になる時

 子供を育てる時、学校の成績が人よりも優れていた時だ

け親が大喜びをして子供を励ましていると、その子は喜び

とは優越感のことであると思う人間になってしまいます。

 この世には、人に勝った時だけしか喜びはないと思いこ

む人間になっていったとしたらいったいどういうことにな

るのでしょうか。

 勝つ人があるということは負ける人があるということで

すから、多くの人達には喜びはないということになってし

まいます。

 自分もなんでもかでも人より優れて、人に勝たなければ

喜べなくなったとしたら、人生は暗黒なものとなっていく

ことでしょう。

 何か一つだけ自分の優れているものを身につける努力を

するというのでよいのではないでしょうか。

 人間の喜びとは優越感だけではありません。

 優越感の強い人は劣等感に苦しむと心理学ではいいます。

 困っている人をたすけることが最高の喜びであると、親

も学校も世界中で教えるようになると、この青い地球は黄

金の地球となり、平和と喜びに溢れることになるのではな

いでしょうか。

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