喜び方の研究(その8)

 親があって子があります。

 親がなかったら子はありません。

 親は自分のことよりも、子供のことをいつまでも心配し

続けています。

 親の思いは誠の心です。

 親は根であり、子供は枝葉のような関係ではないでしょ

うか。

 親は子にまごころという養分を送り続けています。

 それが子供の運命をたすけています。

 しかし、もし子供が親を無視して親をバカにしていると

運命が枯れていきます。

 運命が枯れたら、どんなに努力をしてもすべては水の泡

となってしまいます。

 枯れたものは地に落ちて腐っていくしかありません。

 子が親に負けないくらい誠の心を親に送っていると、枯

れかけた運命でもまた元気をとりもどし、芽が出始めます。

 親に真実な誠を尽くしていると、心が晴天になってくる

のは誠に不思議なことです。

 また、親に孝行した人は家に恵まれるという不思議なこ

とがあります。

 屋根のような力で子は親に守られているのが親子の関係

であるのかもしれません。

 親の思いを立派に受け止めて、立派な感謝ができたら、

だんだんと晴天の心になっていくという不思議も自然の一つ

の法則ではないでしょうか。

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