「心のダイエット」

 自分の都合を先に考えたら、人の都合は軽く考えることになります。

 自分の気持ちを先に考えても、人の気持ちを軽く考えてしまいます。

 人間は自分の都合や自分の気持ちを先に考えたいのはあたりまえですが、それをやれば信頼関係は消えてしまいます。

 信頼がないところに人間関係はありません。

 人の気持ちをおしはかる習慣をよほどつけておかなければ、しらずしらず自己中心的な行動をとってしまうから信用がなくなります。

 人間関係が破綻するかしないかは、人の気持ちをおしはかる能力の問題です。

 幼児期から家庭教育で身に付けていかなければならない最も大切な人間の基礎教育です。

 それは相手を思いやるやさしさのはじまりです。

 人に合わせるためには自分の気持ちを殺さねばなりません。

 自分への厳しさが必要です。

 低い心になって相手を立てる心になると厳しさもやさしさも自然に出てきます。

 自分の気持先行型がエスカレートしていくと自分が勝つためには人はどうなってもよいという格好悪い太っ腹タイプの人間が出来上がってしまいます。

 自分を小さく人を大きくと思う心が、心のダイエットであり、体のダイエットにもなっていくのではないでしょうか。

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