「信じることの大切さ」

 マラソンでも山登りでも、目標があるから全力を出すことができます。

 もし、目標がはっきりとしたものでなかったら努力もいい加減なものになってしまうのではないでしょうか。

 柔道の田村亮子選手はオリンピックに行く時、マスコミに向かって「最低でも金、最高でも金」といって金メダルを獲得しました。

 その目標をみんなの前で発表したらもう後ろへ引くことはできなくなります。

 排水の陣を敷いて自分を追い込むと、その精神力によって考えられない不思議な力が生まれてくるものです。

 しかし、人間は弱いもので心のどこかで「もしかしてできないこともあるかもしれない」とブレーキをかけていることがよくあります。

 疑いも持つと決して全力は出せません。

 信仰のある人は神様の絶対の力を信じています。

 全知全能の神様に不可能はないと信じるとき、同時にそれは自分を信じることになるから大変な自信が生まれてきます。

 人間関係も信頼関係あって成り立つものです。

 疑うことは簡単ですが、信じることは難しいことです。

 しかし、信じることを大切にする生き方の方が人間として本当の生き方なのではないでしょうか。

HOME