「時間が止まる時」

 お店にお客さまが来て「ありがとうございました」と喜んでお礼が言えるのは、喜んで頂きたいというまごころがあるからではないでしょうか。

 喜ばれたいという気持ちが強ければ強いほど、相手が喜んでくれると、こちらは二倍も三倍もうれしくなるものです。

 うれしくなると笑顔も笑いもでます。

 人を大きく自分を小さく見ていると、喜んで頂きたいという気持ちがわいてきます。

 つまり、低い心になると人を大切に思えてくるから、まごころがわいてきます。

 そして低い謙虚な心になったときに、感謝の心がわいてくるのではないでしょうか。

 高い心になると薄情になるから、すぐ「勝手にせよ」という冷たい心がわいて感謝どころではありません。

 まごころと低い心は誰からも喜ばれる心であり、愛される心です。

 喜ばれるだけではありません。

 二人の心がひとつにになる不思議な力があります。

 二人の心がひとつになったときは時間を忘れます。

 それば時間が止まっているときなのかもしれません。