「人は情で育つ」

 親子の情愛は大変深いものです。

 恋愛は覚めてしまうこともありますが、親子の情愛は永遠のもので死んでも消えることはありません。

 その強い深い情で子供は育っていきます。

 情とは相手に満足を与えようとする大きな心です。

 人間は生まれて50日までに愛情を十分にかけてやらなかったら、その子は一生満足ということを知らない人間になってしまうといわれます。

 情とは道理や理屈を越えたもので、相手の気持ちを何よりも大切に考えるものです。

 情とは寛容と忍耐と誠実です。

 そして情とは愛と慈悲と誠の心です。

 人は道理や理屈についてくるものではなく、情についてくるものではないでしょうか。