「長所を育てる」

 人は誰にでも長所と短所があります。

 長所を見つめていると、その長所は伸びていきます。

 短所も見つめていると、ただ見つめているだけで、それも伸びていくものです。

 だから悪いところは見ないようにして、良いところだけを見て尊敬していると、お互いにとても良い気分になって、お互いに成長していきます。

 雑草は放っておいても元気良く育っていきますが、良いものは芽が出ても枯れやすいので非常に育てにくいものです。

 相手から良い芽が少しでも出た時はチャンスですから、それを大切にして育て上げなければなりません。

 それが素晴らしい芽であることを相手にも知らせてあげて、誉めて心から応援していけば大きく伸びていくことでしょう。

 誉め上手になることが育て上手になることです。

 相手の良いところを尊敬していると、やがてそれが自分のものになって、いつのまにか自分の長所となってくものです。

 今度はこちらが尊敬されるようになってきます。

育てば育つ、育てねば育たん