「体はかりもの」

 健康な人は健康の有難さがわかっていません。

 病気をしてはじめてわかります。

 しかし病気になってから健康を意識するのでは間に合わないのではないでしょうか。

 歯が無くなってから歯に気をつけても間に合いません。

 ガンになってから気をつけても間に合いません。

 困ってから手を打つ人は、年中何かで困っている人です。

 この体は、自分でつくって生れて来た人は誰もおりません。

 神様が創ったものです。

 しばらくの間だけお借りしているもので,もうすぐお返ししなければならないものです。

 お隣さんから自転車をお借りしたようなものです。

 いつも手入れをして大切に使う人ならまたすぐに貸して頂けます。

 間違った使い方をしたり、不満をいいながら使っていると「もう返してください」と言われます。

 人間の体は神様からのかりものです。

 間違った使い方をすると、そこが故障するように出来ています。

 今自殺者が増えていますが、体を壊して返せば、今度生れてくる時には神様は体をかしてはくれないかもしれません。

 お正月をあと何回迎えられるのでしょうか?

 また、今度も立派な体を貸していただくためには、感謝しながら立派な使い方をすることが何よりも大切なことではないでしょうか。

感謝は人を味方にし、天を味方にする